イスラエル軍 戦闘員70人以上拘束 ハマス壊滅に「数カ月以上」

イスラエル軍の155mm自走榴弾砲が、イスラエル南部の基地からガザ地区に向けて発射された=2023年12月14日(UPI)

【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ガザに残る人質の解放とイスラム組織ハマスの壊滅を目指すイスラエル軍は、ガザ地区の北部や南部で空爆や地上攻撃を続けている。イスラエル軍は15日、ガザ地区北部シュジャイヤでハマスの大隊の司令部を制圧し、破壊したと発表した。また、南部ハンユニスでは、ハマスの拠点を襲撃し、多数のハマス戦闘員を殺害。武器倉庫などハマスの軍事インフラを破壊した。軍によると、地上部隊がハンユニスで地下トンネルにつながる多数の立で坑を発見。トンネル内で、10月7日のイスラエル南部への奇襲攻撃に使用したとみられるオートバイを見つけたという。

また、イスラエル軍は14日、ガザ北部の病院でハマスの戦闘員70人以上を拘束したと発表。多数の戦闘員が投降する映像も公開した。

イスラエルのガラント国防相は14日、イスラエルを訪問中のサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談し、ガザ地区のハマスの壊滅にはまだ数カ月以上かかるとの見通しを示した。

ガラント氏は、ハマスが10年以上にわたりガザ地区の地上や地下に構築した軍事インフラを破壊するのは容易ではないと指摘。「ある程度の時間を必要とし、数カ月以上かかるだろうが、われわれは勝利し、ハマスを壊滅させる」と述べた。

ネタニヤフ首相は14日、サリバン氏と会談し、「イスラエルは絶対的な勝利までハマスとの戦いを継続する」と表明した。イスラエル首相府が同日、声明で発表した。

声明によると、両氏は会談で、イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラやイエメンの親イラン武装組織フーシ派を含む地域の脅威、ハマスに拘束されている人質の帰還の確保、ガザ地区の民間人への人道的支援の継続などについて話し合ったという。

米ホワイトハウスによると、サリバン氏は、イスラエルがガザ地区での軍事作戦の規模を縮小する可能性についてイスラエル当局者らと協議したという。

ガザ保健省によると、交戦が始まった10月7日以降、ガザ地区で1万8787人が死亡した。イスラエル側は約1200人が犠牲になった。

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