戦闘停止の再延長協議 イスラエルとハマス カタールが仲介 5日連続で人質解放

28日、イスラエルのテルアビブで、イスラム組織ハマスから 解放され、母親と再会したエイタン・ヤハロミさん(中央) =イスラエル軍提供(AFP時事)

【エルサレム森田貴裕】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止は6日目に入った。2日間の延長期間は30日午前7時(日本時間同日午後2時)にも終了する予定で、人質解放の一方で戦闘停止再延長を巡る協議もカタールの仲介で進められている。

イスラエル首相府は29日、第6陣としてハマスが同日に解放する予定のイスラエル人人質10人の名簿を受け取ったことを明らかにした。

ハマスは戦闘停止が延長された28日、パレスチナ自治区ガザで拘束している人質のうちイスラエル人の女性と未成年者10人、タイ人2人の計12人を解放した。イスラエル側は、収監しているパレスチナ人の女性や未成年者30人を釈放した。

イスラエルとハマスは、28日朝の期限を目前に戦闘停止を2日間延長することで合意。ハマスは5日間で、イスラエル人60人と外国籍21の人質計81人を解放した。イスラエル側はパレスチナ人の囚人計180人を釈放した。

ガザ地区では、ハマス以外の武装組織なども人質を取っているとみられ、ハマスと連携関係にあるパレスチナの武装組織「イスラム聖戦」は28日夜、声明で、「拘束していた民間人の人質を引き渡した」と表明した。イスラム聖戦は先月8日の声明で、人質少なくとも30人を拘束していると発表していた。

中東のメディアによると、ハマスは、仲介役のカタールやエジプトに「戦闘停止をさらに延長する用意があり、武装組織などが拘束している人質のうちイスラエル人の女性と子供を解放できる」と通告したという。

イスラエルとハマスの人質解放と戦闘停止の合意では、追加で人質10人の解放につき戦闘停止が1日延長され、それに応じて3倍の囚人が釈放される。戦闘停止は、最初の4日間を含めて最大10日間まで延長できるとしている。

報道によると、カタールでは28日、同国のムハンマド首相兼外相と、イスラエルの対外情報機関モサドや米中央情報局(CIA)、エジプト情報機関の長官らが、戦闘停止合意の次の段階について協議した。女性や子供だけでなく、男性や軍人も含めた人質交渉や戦闘停止の再延長について話し合われたという。

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