ハマス 病院地下に大量の武器保管 イスラエル軍が動画公開

パレスチナ自治区ガザのシファ病院周辺の衛星写真=米企 業マクサー・テクノロジーズが12日提供(AFP時事)

【エルサレム森田貴裕】イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに侵攻したイスラエル軍は13日も、ガザ北部にある病院の周辺などでハマスとの交戦を続けた。

イスラエルのガラント国防相は13日、「ハマスはガザ地区での統制を失った。テロリストは南部に逃げ、住民はハマスの拠点を略奪している。彼らはハマスを信頼していない」と語った。

ガラント氏は、「ここ数日、わが軍は地下トンネルを狙った作戦を強化しており、テロリストはそこで排除されるか無条件降伏するかの選択しかない」と述べ、強硬姿勢を示した。

イスラエル軍は同日、ガザ北部にあるランティシ病院の地下で発見されたハマスの拠点とされる動画を公開。

小児がんを専門とする同病院の地下の部屋には、手りゅう弾や自爆用ベスト、対戦車ミサイルなどが大量に保管されていた。人質をイスラエルからガザに連れ去るために使用したとみられる弾痕だらけのバイクも発見された。

軍報道官は、「女性用の衣服が掛けられた椅子やロープなどもある」と指摘し、人質がここで一定期間、拘束されていた可能性があるとの見方を示した。

一方、ガザ保健当局によると、燃料不足などの影響でガザ北部で全ての病院が機能を停止した。ガザ全土でも35の病院のうち25の病院が医療を提供できない状態にあるという。

これに対してイスラエル軍は14日、ガザ北部最大規模のシファ病院からの求めに応じ、未熟児の転院や搬送のための保育器を届けたと発表した。軍は病院に提供する保育器の写真や動画を公開。担当者は「われわれはハマスと戦っているのであり、ガザの人々ではない」と主張した。

シファ病院では、燃料や電気の不足により医療の提供が続けられず、これまでに未熟児など患者多数が死亡している。ハマスが地下に司令部を置くとされるシファ病院の周辺では、数日間にわたってハマスとイスラエル軍の激しい戦闘が続いていた。

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