イスラエル ガザ中心部に進軍 ネタニヤフ首相 人質帰還まで継続

7 日 、 パ レ ス チ ナ 自 治 区 ガ ザ 北 部 に 展 開 す る イ ス ラ エ ル 兵 ( 同 国 軍 提 供 )( A F P 時 事 )

【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスへの空爆や地上部隊による攻撃を続けるイスラエル軍は、ガザ地区北部の最大都市、ガザ市の中心部に侵攻した。

イスラエルのガラント国防相は7日、テレビ演説で、同軍の地上部隊がガザ市の中心部に進軍し、海軍や空軍と連携して攻勢を強めていると明らかにした。ガラント氏は「ガザは過去最大のテロ基地だ」と強調。ハマスのガザ地区のトップのシンワル氏が地下施設で孤立していると主張し、同氏を排除すると改めて表明した。

イスラエル軍は8日、夜間の空爆で、ハマスのロケット弾製造などを指導していた兵器製造部門の幹部1人を含むハマス戦闘員多数が死亡したと発表した。同軍によると、地上部隊が、学校や病院から対戦車誘導ミサイルやロケット弾を発射するハマス戦闘員と交戦。連携する空軍機がハマス拠点を空爆したという。

イスラエルのネタニヤフ首相は7日夜、国民に向けたテレビ演説で、「われわれはガザ市に到達し、数千人のテロリストを排除した」と述べた。また、「人質が帰ってこなければ停戦は成立しない」と改めて強調した。

米メディアによると、バイデン米大統領は6日のネタニヤフ氏との電話会談で、3日間の戦闘停止を提案したが、ネタニヤフ氏は応じなかったという。

イスラエルは、ガザ地区北部住民を南部へ安全に避難させるため避難路を設置し、退避するよう繰り返し呼び掛けている。国連によると、イスラエル軍による空爆や地上作戦が激化するにつれ、ガザ地区北部から南部に避難する住民の数が加速しているという。7日には、およそ1万5000人が南部に避難した。6日は5000人、5日は2000人だったという。

ガザ保健省によると、イスラエル軍による攻撃で、これまでに1万328人が死亡した。イスラエル側は1400人以上が死亡した。

一方、米国務省の発表によると、ガザ地区南部のエジプトとの境界にあるラファ検問所から7日、米国民や米国の永住権保持者ら400人以上がエジプトに入国した。

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