イスラエル軍、ガザ市街地へ 難民キャンプ攻撃で50人超死亡

4日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市で、イスラエル軍による攻撃後に立ち上る黒煙(EPA時事)

【エルサレム森田貴裕】イスラエル軍は5日も、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの激しい攻撃を続けた。

ガラント国防相は4日夜、記者会見で、「わが軍はガザ市の南北から作戦を行い市街地に入った」と述べた。また、ガザ地区での地上作戦でこれまでにハマスの司令官少なくとも12人が死亡したことを明らかにし、「この戦争の後、ガザ地区にはイスラエルを恐怖に陥れるような脅威は残らないだろう」と述べ、ハマスを完全に壊滅する考えを強調した。

イスラエル軍報道官は、4日夜から5日朝にかけて同軍がハマスの作戦本部や監視所などを標的に攻撃を続けたと発表した。報道官は、地上作戦開始以来、ガザ地区のハマス軍事拠点2500カ所以上を標的に攻撃を行ったと述べた。イスラエル軍は3日、ガザ地区北東部でハマスの地下トンネルを爆破する様子の映像も公開した。

一方、中東のメディアによると5日、イスラエル軍によるガザ地区中部のマガジ難民キャンプなどへの攻撃で、50人以上が死亡した。ガザ地区北部ジャバリア難民キャンプにある国連が運営する学校では4日、イスラエル軍の空爆があり、避難していた住民など少なくとも15人が死亡、70人が負傷した。3日には中心都市ガザ市にあるシファ病院の入り口付近で、救急車の車列が空爆を受け、15人が死亡、60人が負傷した。

イスラエル軍は3日、ガザ地区で救急車に空爆を行ったと発表。同軍は、「ハマスが救急車で戦闘員や武器を搬送していたことを示す情報があった」と主張した。

イスラエル軍はガザ市を包囲し、空爆とともに地上作戦を拡大し攻勢を強めている。また、避難通路を設置して、ガザ地区北部住民に対し南部へ退避するよう引き続き呼び掛けている。

ガザ保健当局によると、ガザ地区でのこれまでの死者数は9488人に上っている。

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