ガザで限定作戦 2夜連続 イスラエル軍 250カ所以上を空爆

【エルサレム森田貴裕】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の交戦は27日も続き、ガザ地区では大規模な地上侵攻作戦の準備段階として、イスラエル軍の地上部隊が2夜連続となる限定的な作戦を展開した。

イスラエル軍は27日、ガザ市東部のシュジャイヤ地区付近で26日夜から27日未明にかけて、「機甲部隊と歩兵部隊による限定的な襲撃を行った」と発表。同軍によれば、ハマスの対戦車誘導ミサイル発射拠点や作戦本部、戦闘員を攻撃し、作戦終了後に部隊は撤収したという。また、空軍がガザ地区全域で過去24時間にハマスの拠点など250カ所以上を標的に空爆を行い、7日のイスラエルへの奇襲攻撃に関与したハマスの司令官1人が死亡したと発表した。

イスラエル軍は26日にも、同軍による空爆で、7日の奇襲攻撃に関与したハマスの情報局副長官やロケット部隊の責任者を含む上級司令官5人が死亡したと発表した。

イスラエル軍は、ガザ地区北部での攻撃を強めており、北部の住民に対し南部へ避難するよう引き続き呼び掛けている。

ガラント国防相は26日、テレビ演説で、「人質帰還のためにあらゆる努力をする」と強調し、「ガザ地区への地上侵攻が間もなく行われる」と改めて述べた。イスラエル軍によれば、ハマスによる奇襲攻撃で、女性や子供、老人を含む224人が人質としてガザ地区へ連れ去られ、1400人以上が犠牲となった。

一方、ハマスは26日、イスラエル軍による空爆などで人質約50人が死亡したと発表した。ガザ保健当局によると、ガザ地区でこれまでに7028人が死亡した。

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