【エルサレム森田貴裕】イスラエル軍は25日、隣国シリアからイスラエル北部へ向けて発射されたロケット弾2発への報復として、同軍の戦闘機がシリアの軍事施設や迫撃砲弾の発射拠点などを標的に空爆を実施したと発表した。
国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、イスラエル空軍機が25日未明、占領下のゴラン高原上空から南部ダルアー県にある複数の軍事施設を空爆し、シリア軍兵士8人が死亡、7人が負傷したという。
イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスへの空爆を開始した7日以降、シリアからはイスラエル北部へ向けてロケット弾や迫撃砲弾が発射されている。