米大統領 対ハマスで連帯表明 ガザ病院爆発 イスラエル関与否定

18日、テルアビブで会談するバイデン 米大統領(左)とイスラエルのネタニ ヤフ首相(UPI)

【エルサレム森田貴裕】バイデン米大統領は18日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘が続くイスラエルを訪問した。テルアビブでネタニヤフ首相と会談し、イスラエルへの連帯を表明、500人が死亡したとされるガザの病院の爆発についてはイスラエルの関与に否定的な見方を示した。

ネタニヤフ氏は会談冒頭、バイデン氏の訪問に謝意を表し、「この戦闘が始まって以来、米政府による幅広い協力や支援を毎日目にしてきた」と述べた。また、米国が東地中海に空母2隻を派遣したことを「前例のないものであり、われわれの決意を示し、敵に明確なメッセージを送った」と称賛した。

バイデン氏は、「ハマスは1300人以上を虐殺した。その中には31人の米国人も含まれている」と非難。また、「ハマスはパレスチナ全体を代表しているわけではなく、パレスチナ人に苦しみだけをもたらしている」と指摘した。

17日のガザ地区の病院での爆発については、「深く悲しみ憤慨している。 それはイスラエル軍の攻撃ではなく、他のチームによって行われたようだ」と述べ、イスラエルによる空爆が原因ではない可能性を示唆した。

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