トップ国際朝鮮半島焼き肉店で気さくな会話 韓国から

焼き肉店で気さくな会話 韓国から

 日本でも人気のある韓国式焼き肉店。焼き肉はそもそも朝鮮半島から入ってきた食文化といわれる。夕方の会食では定番の「サムギョプサル」(豚のばら肉)や「味付けカルビ」(牛・豚のばら肉)などで焼酎を飲み交わすのが庶民的だ。

 「オリコギ」(鴨〈かも〉肉)や「ヤンコギ」(羊肉)の店に誘われることも少なくない。店員が肉の焼き具合を小まめに見てくれ、横に立って肉を裏返したり、ハサミで一口サイズに切ったりしてくれる。会話に夢中になっていても肉を焦がす心配はない。

 先日は、仕事でお世話になっている韓国人男性の行きつけの焼き肉店に行った。その日は店長が自ら焼き具合を見にテーブルの傍らに立ってくれたが、男性は「実はこの人は日本人で、韓国語が話せて、もうこっちに住んで長いんですよ」などと筆者のことを紹介し始めた。仕事は何をしていて、結婚相手はどういう人で、子供は何人いて…。思わず筆者が「許可なく私の個人情報をここで開示するのは勘弁してください」と言うと、その場は笑いの渦に包まれた。

 別の男性と入った焼き肉店では、店長夫人がテーブルの横に立った。筆者が日本人だと知ると、「今度うちの店に来たら、日本の湿布を買ってきてくれない? 休日なしの働きづめで肩や腰が痛いのよ」と言ってきた。「日本の薬はよく効く」という評判は確かに韓国でも広がっている。完全な冗談とも思えなかったので、「じゃあ、次回必ず!」と答えた。焼き肉を挟んで店と客の間で弾む気さくな会話は、この国の人たちの人懐っこさを映し出していた。(U)

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