トップ国際朝鮮半島信任受けた高市氏、国政運営に「翼」  右傾化加速する懸念も

信任受けた高市氏、国政運営に「翼」  右傾化加速する懸念も

【ポイント解説】やり過ごすという「管理」も

 高市自民党の歴史的大勝利に対して、李在明大統領は「私と(高市)総理の絆を基盤に信頼を積み重ね、より広く、より深い協力関係を築き上げていくことを期待している」と述べ、「総理を韓国にお迎えできることを心より楽しみにしている」とシャトル外交の継続意思を表明した。

 かつてなら、自民党の大勝利は韓国の左派政権に小さくない緊張感をもたらしただろう。ましてや、かつては韓国で「極右」と分類されていた「高市早苗」が強大な基盤を持ったのだから。

 だが今は全然違う。李在明政権の対応には余裕すら感じられる。専門家や外交界でも落ち着いた見方をしていると東京特派員は伝えている。

 この変化は何だろうか。日韓関係を振り返ってみれば、左派の文在寅政権で最悪に陥っていたが、保守の尹錫悦前大統領登場で改善に舵(かじ)を切り、再び左派政権にはなったものの、李在明大統領は尹政府の基調を継続した。

 李大統領が実益を求める「実用外交」を進めており、中国や北朝鮮の脅威が増し、対米関係でも共同して対処すべき状況が生じていることなどを考えれば、日本との協力関係は選択ではなく必須だからだ。

 ただ、今月22日には「竹島の日」を迎える。政府が行事に閣僚クラスを送ることになると、韓国でもこれを問題視せざるを得なくなるだろう。この発火性の強い問題を両政府が「管理」できるかどうかが課題だ。いたずらにメディアが火を付けたり、政権内の強硬派が不用意な一言を発したりすることで、両政府が動きの幅をなくすことだけは避けたい。

 今すぐに解決しなければならない問題でもない。互いに自分の主張をし、やり過ごすという「管理」の仕方もあるだろう。(岩崎 哲)

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