トップ国際朝鮮半島高市首相が破格の「もてなし」 李氏訪日、中国は低評価

高市首相が破格の「もてなし」 李氏訪日、中国は低評価

【ポイント解説】関係「管理」される時代に

 李在明大統領が登場した時、知事時代の極端な反日言動から、文在寅大統領当時のような反日政策を取り、厳しい日韓関係になるだろうと予測されていた。だが、李氏は手のひらを返したように「大人の対応」を平然と行った。過去に自分が何と発言し、どういうことを行ったかなどおくびにも出さずに。

 これには既視感がある。金大中元大統領だ。左派活動家、共産主義者と見られ、軍事政権からは死刑判決(1981年)まで受けた人物だったが、いざ大統領の椅子に座るとカウンターパートである小渕恵三元首相との間で1998年、日韓パートナーシップ宣言を出し、戦後から今日までの間を見ても、日韓最良の時代を築いだ。

 李氏がそうした“化け方”をするのかどうか、簡単には比較できないが、少なくともこれまでの振る舞いからは、当面「反日カード」を切るようには見えない。むしろ、北朝鮮が「事実上の核保有国」化し、中国が覇権主義を強める状況で、安全保障上も経済関係でも価値を共有する日本と米国との協力関係を固めていくほかに韓国の生きる道はない。

 国益を追求する「実用外交」を標榜(ひょうぼう)する李大統領にしてみれば、日米と手を組みつつ、中国との通商を維持していくという、韓国の大統領がこれまでトライしてきた「バランサー」「仲介者」の立ち位置に多少は近づいたように見える。

 日韓の往来は年間1200万人(2024年)にも上り、韓国の若い世代の目には「教科書の反日」と現実の日本の違いが明確に映っている。政治が良ければ、憚(はばか)りなく通電する。日韓関係は上手く「管理」される時代に入ったようだ。(岩崎 哲)

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