トップ国際朝鮮半島高市首相が破格の「もてなし」 李氏訪日、中国は低評価

高市首相が破格の「もてなし」 李氏訪日、中国は低評価

法隆寺の境内を歩く高市早苗首相(左)と韓国の李在明大統領(中央)=14日午前、奈良県斑鳩町(代表撮影)
法隆寺の境内を歩く高市早苗首相(左)と韓国の李在明大統領(中央)=14日午前、奈良県斑鳩町(代表撮影)

 李在明大統領は14日、1泊2日の訪日で破格の歓待を行った高市早苗首相との親交を深め、今年を韓日関係の新しい60年の出発点とするなど、韓日両国の「未来志向的な協力関係」を強調した。ただ中日(日中)対立の状況の中で「国益中心の実用外交」を具現しなければならない李大統領の宿題は依然として続くものとみられる。
 魏聖洛国家安保室長は日本で行われたメディアブリーフィングで、李大統領と高市首相が共に訪れた法隆寺視察の親交日程について、「高市首相が故郷である奈良県に招待しただけに、自ら直接、細心に日程と動線をチェックし、真心のこもった歓待を身をもって示した」と説明した。

 魏室長は「特別日程として、日本側は一般人の観覧が統制された収蔵庫を開放し、過去火災で毀損(きそん)され、厳格に保存・管理されている金堂壁画の原本を両首脳に見せた」とし、「これは韓国大統領の最初の奈良県訪問に対し、日本側が示し得る最上の歓待と評価される」と付け加えた。

 李大統領は今月4~7日の国賓として中国を訪問し、高水準の礼遇で歓待されたのに続き、今回の訪日でも高市首相から日本特有の手厚い「おもてなし」を受けて、終始、親密さをアピールした。

 李大統領は14日、SNSに前日に高市首相と共にドラムを演奏した動画を上げ、「首相のおかげで、音楽を通じて率直な心を分かち合う特別な時間を持つことができた」とした。李大統領は「お互いの違いを尊重してリズムを合わせたように、韓日両国も協力をより深め、一歩ずつ近くなっていくことを期待する」と述べた。

 中国と日本の対立が続く中、李大統領が両国を歴訪してこうした歓待を受けたことは、両国とも韓国を自身の側に引き寄せる意図があるものと読み取れる。

 共同記者発表で、李大統領は韓日首脳会談で韓中日協力の重要性を強調したと明らかにしたが、高市首相は中国に言及しなかったように、李大統領の仲裁努力にもかかわらず、中日関係の解氷は当分の間、容易ではないものと見られる。

 魏室長はブリーフィングで今回の訪日の成果として「より強固で成熟した韓日関係の基盤を造成するための実質的な協力方策が深く論議された」と説明した。

 魏氏は「両国首脳は、急変する国際情勢と通商の秩序を乗り越えるためには韓日両国が現在の経済的パートナーシップをさらに発展させる必要があることに共感し、経済安保と科学技術、共同規範の主導など、貿易中心の協力を超え、より包括的な協力の制度的枠組みをつくるため、関係当局間の協議を進めることにした」とし、「人工知能・知的財産権の保護などの分野で、両国の協力を一層深めるため実務協議も行っていく」と述べた。このほか、地方の不均衡な成長、少子高齢化、国境を越える犯罪などに関する協調も強化していくことにした。

 これに対し中国は、今回の会談で韓日首脳の「温度差」が露呈したとし、韓日関係の基盤は強固でないと低評価を下した。中国官営の環球時報は前日、専門家を引用して「日本は過去の歴史負担を縮小し、戦略・経済協力にリソースを集中させようとする一方、韓国は歴史・領土問題などを相変わらず重大に認識している」と分析した。

(奈良=パク・ジウォン記者、東京=ユ・テヨン特派員、1月15日付)

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