トップ国際朝鮮半島簡単にハンドルを握る韓国 運転文化の根本的改善を

簡単にハンドルを握る韓国 運転文化の根本的改善を

韓国では1日から年末年始の特別飲酒運転取締まりが始まった。セゲイルボは11月30日掲載のデジタル企画で全羅北道警察庁の取締りについて報じている。
韓国では1日から年末年始の特別飲酒運転取締まりが始まった。セゲイルボは11月30日掲載のデジタル企画で全羅北道警察庁の取締りについて報じている。

 東京赴任後、感じた韓日間の大きな違いのうちの一つが運転マナーだ。まずクラクションがほとんど鳴らない。歩行者や他の車両を煽(あお)ることなくゆったりと運転する。信号のない小さな交差点では歩行者が見えたらいったん停止してみる。

 習慣のように車を止めて、「渡らずに何をしているのですか」というようなドライバーの視線に出合ったのは一度や二度ではない。家の前の三差路はいつも横断歩道のはるか後ろで車が止まっていて不思議だったが、後で見るとそこに停止線が引かれていた。

 タクシー運転手も制服を着る職業だからか、徹底した定速運転だ。バスの運転士が運転中に怒る姿は何度か見た。車両が止まってもいないのに、乗客が席を立って降りる準備をした時だった。

 運転時のストレスがはるかに少ない。運転席も走行方向も韓国とは反対なので、最初は慣れなかったが、車線もよく譲ってくれて煽り運転もない。

 これは日本人の気質のためだと言うと、とんでもない。運転文化全般にわたる厳しい制度の産物に近いように見える。例えば、日本も1997年には、飲酒運転の摘発件数が約34万件にもなった。相次ぐ飲酒運転の惨事をきっかけに量刑を厳しくし、同乗者や幇助(ほうじょ)者の処罰まで行った末に、昨年は2万1285件に減った。人口比で韓国(2024年11万8874件)の約14分の1だ。

 免許取得も難しい。教習所に通わない人の合格率は5~10%にすぎない。教習所を経れば合格率は70%台に上がるが、学科26時間、技能34時間の教育が必修だ。学科・技能・道路走行を合わせて最短13時間で済んで、「猿も取る」と皮肉られる韓国とは全く違う。

 車両を所有しようとすれば、駐車空間の確保が必須だ。東京のマンション賃借人の場合、家賃の他に月3万円前後の駐車料を支払わなければならない。交通違反の罰金も高く、駐・停車違反の通報も活発だ。それだからなのか、道端を占拠する車両がほとんど目につかない。日本に長く住んでいる知人は「現場の警察官の取り締まりにかかれば、逃げも隠れもできない」として、「交通法規を常に守るのが(結局)気楽だ」と忠告してくれた。

 韓国では1日から年末年始の飲酒運転特別取り締まりを行うという。ざる法のような処罰規定から見直さなければ、「底の抜けた甕(かめ)に水を注ぐようなもの」(何の役にも立たない)ではないか。生命と安全に関する規制は強ければ強いほどいい。

(ユ・テヨン東京特派員、12月1日付)

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »