韓国キリスト教聖職者協議会(KCLC)と韓国宗教協議会は13日、信教の自由に関する宣言文を発表し、特別検察官が宗教施設の家宅捜索を進めていることや世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)の韓鶴子総裁を逮捕したことについて、「憲法秩序に対する重大な脅威」だと強く非難した。
KCLCは宣言文の中で、特別検察官が「汝矣島純福音教会」やプロテスタント系放送局「極東放送」、家庭連合などの宗教施設の家宅捜索を相次いで行っていることに対し、「韓国憲法第20条で保障する宗教の自由を正面から侵害する行為だ」と批判。仏教団体に対する捜査も進めているとの情報があることに「宗教の垣根を越えて、政治的偏見を助長する危険な流れ」だとの懸念を表明した。
またKCLCは宣言文で①偏向的な捜査の中止②無差別的な家宅捜索の中止③特定の宗教信者という理由で行われている調査や人権侵害の中止―などを特別検察官に要求。「公権力の現在の姿は宗教の自由を越え、韓国の民主主義の根幹を揺るがすことになる」とし、「全ての宗教の自由を守るために最後まで連帯して戦う」と訴えた。(外報部)





