トップ国際朝鮮半島同盟現代化、韓国“自強”の機会に 李氏、親中イメージ払拭を

同盟現代化、韓国“自強”の機会に 李氏、親中イメージ払拭を

【ポイント解説】李大統領「実用」の真価は

ようやく李在明大統領はトランプ米大統領と会談する。現在、同大統領は全世界を相手にした関税問題に加えてウクライナ、ガザなど戦争紛争の調停にも首を突っ込んでいる。その中で東アジアへ向ける関心は対中国一本に絞られており、韓国はその一駒にすぎない。重要度は相対的に低く、かつ一番頼りない存在だ。

対中包囲網を形成しようという時に、「謝謝」と中国に愛想を振りまく李大統領の姿勢が「いったいどっちを向いているのか」と疑念を呼び、それはそのまま修正されるでもなく、トランプ氏の頭の中に残っているだろう。野党時代、候補時期の発言を基にした“李在明イメージ”は更新されていない。「安保請求書」への反応を見つつ李大統領への評価が決まっていくことになる。

その前に米大統領にとって韓国大統領の“重み”はどの程度なのか。かつてブッシュ大統領は金大中大統領を指さして「この男」と言った。トランプ大統領は1期目、文在寅大統領を横に座らせながら、会見で30分以上も国内問題の質疑を続けた。そういえば李在明氏の当選時には儀礼的であれ、寄せてくるはずの祝意もなかった。

訪米前に日韓首脳会談が行われる。石破茂首相は既に2月にトランプ氏と会談しており「最重要の同盟国」を確認している。後に「声高で個性強烈、恐ろしい」印象を持っていたが「実際は誠実」な人だと持ち上げた。トランプ氏が石破氏にどういう印象を持ったかは別にして、「シンゾー」(故安倍晋三元首相)との深い絆が石破氏を助けた面がある。

記事では日韓首脳会談で「アドバイス」を受けていけと勧めているが、「シンゾー」に当たる人物が韓国にはいない。話の成り行きによって対応が変わるトランプ氏との会談は難しい。ゼレンスキー・ウクライナ大統領との「言い争い」の例もある。ここはもう「実用」で乗り切るしかない。(岩崎 哲)

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