トップ国際朝鮮半島日本の利益図る石破首相の〝追従外交〟

日本の利益図る石破首相の〝追従外交〟

【ポイント解説】韓国は中国に追従外交する?

韓国も追従外交とは無縁ではない。文在寅大統領は2017年、中国を訪問し、10回あった夕食で中国側の招待を受けたのは2回だけ。あとは“ボッチ飯”を食わされるという冷遇に遭ったにもかかわらず「“中国の夢”は中国だけのものではない。韓国も小さな国だが、その夢を共に抱く」と追従した。

朴槿恵大統領は2015年、天安門に習近平主席と並び立ち、韓国メディアは「中国から序列3位の扱いを受けた」と有頂天になって、中国の南シナ海での国際法違反の横暴を非難する言葉を飲み込んだ。いや頭にさえ浮かばなかったのだろう。

これは韓国なりの実利を追求した結果だ。北朝鮮に強い影響力を持つ中国は外交・安全保障面で欠かすことのできない存在だ。対中貿易は対米のそれを上回っており、韓国経済は中国に深く組み込まれている。歴史的文化的つながりは言うまでもない。

一方、米国とは軍事条約を結び、自由民主主義、資本主義経済という共通した価値を持つ不可分の同盟国である。

「忠臣は二君に事(つか)えず」(史記)というが、韓国で保守と左派が政権交代するたびに外交・安保の軸足は米国に置きつつも、中国の顔色をうかがったりする。

米国で大統領が就任すれば、本来ならば真っ先に挨拶(あいさつ)に行かなければならないところだが、弾劾事態でそうもいかない。いつ変わるかも分からない政権では米国も相手にしようもない。行くに行けない事情の中で、日本の「お世辞の芸術」(米紙)を見せられ焦燥に駆られるわけだ。次に韓国で大統領が選出されて、先に行くのは米国になるのか中国になるのか。(岩崎 哲)

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