トップ国際朝鮮半島【韓国紙】「南北統一」自由民主主義統一こそ北同胞生かす道

【韓国紙】「南北統一」自由民主主義統一こそ北同胞生かす道

【ポイント解説】北住民に伝える具体策は

尹錫悦韓国大統領の「統一ドクトリン」は、もはや返答もしない北朝鮮当局は相手にせず、独裁下で塗炭の苦しみの中にいる「同族」に直接「自由の価値」を伝え、北内部から変化できるように導こうというものだ。聞きようによっては北内部で革命を起こさせるぐらいの工作にも聞こえ、早速、韓国野党からは猛反発が出ている。

とはいえ、これは北朝鮮の金正恩総書記が年末年始に「民族の統一」の看板を下げ、韓国を「第一の敵」として、戦争で倒すべき「敵国」としたことに対する韓国の対応である。左派政権の時は南北融和、軍事的緊張緩和、経済協力など「話合い、交流」でアプローチしてきたが、北の返答は開城に設けられていた南北共同連絡事務所の爆破、南北連絡通信線の遮断、等、散々だった。

北からこれだけの仕打ちを受けながらも「対話・協力」に拘るのは明らかな失敗である。しかも南からの協力や融和策の結果、手薄になった国際的な経済封鎖の隙間を縫って、北朝鮮は核・ミサイル開発を進め、中国、ロシアとの関係を強化した。尹大統領が北当局を相手にせずと決断するのは当然の成り行きなのだ。

これによって南北関係の緊張が高まるのは避けられないが、そもそも拒絶し緊張を高めたのは北朝鮮だ。韓国が日米との同盟、協力関係を強化していくのは国際政治力学の論理の重力に従ったまでのこと。

しかし、問題なのは尹大統領が言う「自由を北に拡張していく」の具体策が全く見えないことだ。風船を飛ばすのか、大音量の放送を続けるのか、だとしたらお粗末過ぎる。韓国ドラマを見ただけで処刑されるほど厳しく統制されている北の住民に、どうやって「自由」を伝えていくのか、それこそが聞きたいところだ。(岩崎 哲)

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »