【韓国紙】主要施設に韓国語表記がある日本

【ポイント解説】「マサジ」と「マッサージ」

既に日本では交通機関や公共の場での案内で外国語併記が当たり前になった。英語、中国語、韓国語の三つが標準である。所によってはポルトガル語、ベトナム語まである。インバウンドで最大の課題は疎通、つまり外国語だが、「日本で英語が通じない」は世界共通認識になっている半面、こうした外国語表示が充実していることで、弱点を補っている。

台北のMRT(地下鉄)内のアナウンスは普通語(北京語)、台湾語、客家語、英語の四つで案内される。外国人観光客のための措置とすれば英語だけで、他の中国語は台湾内の複雑な民族問題を反映している。多いであろう日本人観光客のために日本語でのアナウンスもあれば便利だが、日本語使用も微妙な感情を刺激する。

同じことが韓国でも言える。まだ事実上、日本語歌謡が地上波で公開されてない状況で、公共の交通機関や施設での案内で日本語表記や日本語放送が“控えられている”のは歴史感情のためだ。

ところが、食堂やカフェでは日本語メニューはだいぶ前から当たり前だった。1980年代後半には日本語が併記されていた。だが姜特派員が日本での韓国語表記に苦笑したように、爆笑するような日本語が当時は溢(あふ)れていた。ビルの壁面に「マサジ」と書かれていて、「正次(?)」という日本人がいるのかと思ったが、そんなわけがあるはずがない。興味が湧いて、その階まで上がってみると「マッサージ」だった、というようなことがいくらでもあった。日本人客寄せのため、つまり商売のための日本語表記だが、効果を発揮したかどうかは分からない。

姜特派員が感動するのは、そうした商売っ気でなされた外国語表記でなく、公共機関での外国語案内を行っている日本の“気配り”だ。日本観光でリピート率が高いのも、そうした配慮と誠意が伝わるからだろう。韓国で滑らかな日本語表示やアナウンスが見られる日が来ることを願う。(岩崎 哲)

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