トップ国際朝鮮半島【韓国紙】狂牛病の前轍踏む“汚染水芸能人”

【韓国紙】狂牛病の前轍踏む“汚染水芸能人”

【ポイント解説】「怪談」対「科学」ではない

韓国民は「怪談=偽情報」に左右されやすい性質なのか。確かにそういう面はあるだろうが、韓国民の名誉のために一言添えておけば、核心部にいる「扇動者」の能力が非常に高いという点も指摘しておかなければならない。

狂牛病騒動の時、デマ喧伝した野党政治家や活動家・芸能人がその後、科学的根拠のないデマだったことが明白になっても、なんら「反省の弁」がないのは、彼らは最初からウソだと分かっていながら、故意に吹聴し国民を扇動していたことを窺わせるものだ。

では何のために怪談を流すのかといえば、答えは単純である。政敵にダメージを与え、最終的には倒すためだ。

韓国の左派政治家や学生運動、市民団体を偽装する活動家たちの核心部分は1980年代、大学で「主体思想派」(主思派)とか「運動圏」と言われた学生運動出身者だ。彼らは現在50代以上となり社会の各層に入り込み政界はじめ労働、教育、司法、言論など各界で中核となっている。その中には李石基・旧統合進歩党議員のように北朝鮮で工作訓練を受け、指令を持って南に戻ってきて国会議員になり、会合で「銃器を準備せよ」などと発言して内乱陰謀罪で逮捕された者もいるほどだ。

これらの核心部分の周辺には彼らが流す偽情報を信じてしまう「心情左翼」層がいる。軍事政権時代に民主化運動、学生運動に触れた世代が中心で「軍事独裁=悪」「マルクス主義への憧憬」「北朝鮮政権の正統性」といった考え方に染まっている。そのため、活動家の扇動に乗りやすいのだ。

従って、いったん火が付けられれば、科学的根拠よりも「運動の正しさ」が優先され、事実は顧みられなくなる。記事では「科学はデマに勝ってきた」としているが、たとえそうだとしても、韓国では核心活動家が「科学的事実」を認めることはなく、運動の成否が問われるだけだ。

(岩崎 哲)

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »