トップ国際朝鮮半島応援もステイホームで 韓国から

応援もステイホームで 韓国から

サッカーW杯の熱戦が続く中、1次リーグ2試合で1勝もできず、崖っぷちに立たされた韓国が強豪ポルトガルに逆転勝ちし、劇的に決勝トーナメント進出を決めた。何かとライバル意識が頭をもたげる日本が先に決勝T入りを決め、なおさら(?)追い詰められていたから、国民にとってこの勝利は格別なものだったようだ。この日、ソウルの気温は零下まで下がったが、パブリックビューイング会場では防寒服に身を包んで大勢が応援した。

韓国のW杯応援といえば、野外に集まって「大~韓民国(テ~ハンミングッ)」の掛け声を上げるスタイルが定番だが、今回は少し様子が違う。野外ではなく、自宅で応援する人が増えている。ハロウィーンを祝うため繁華街に集まった若者が多数犠牲になった雑踏事故後、野外の大型行事を控えるムードが広がったためだ。新型コロナウイルスの新規感染者も一定程度は発生している。集まることを避けたい心理が働いているのだ。

ステイホームの応援とはいえ、熱気はなかなかのものである。深夜であれ早朝であれ、テレビの前に釘(くぎ)付けだ。もちろんデリバリーのピザや韓国風チキンを頬張りながら。得点が入れば近所中の家々から「ウォ~」という雄叫(おたけ)びが一斉に上がる。そして観戦しているうちに愛国心がムクムクとわいてくる。今大会でも実現するかが話題の日韓戦ともなれば「打倒日本」に燃えるのだ。在韓日本人としては、ちょっと居づらくなるほどである。(U)

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