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配車アプリでラクラク  韓国から

地球だより

ソウル郊外に住む知り合いの家を訪ね、その帰りにタクシーに乗ろうと思った時のことだ。うっかりしてスマホを自宅に置いてきたため、大通りで「流し」を捕まえようと思ったが、一向に捕まらない。何台ものタクシーが目の前を走っているが、ほとんどが配車アプリで呼ばれたと思われる車ばかりだ。結局、1キロ近く歩いてたどり着いた停留所で路線バスに乗り、地下鉄の駅まで行って事なきを得た。

近年、韓国のタクシーは大手通信アプリ会社が運営する配車アプリを利用したサービスが主流になりつつある。スマホにダウンロードしたアプリを使い、「出発地点」(自分の居場所)と「到着地」(行き先)を入力した後、「呼び出し」を押せば自分と運転手がマッチングされ、配車が決まる。運転手の名前と顔写真、車のナンバー、さらには自分の居る所までの到着時間まで表示される。便利で安心、ぼったくられる心配もほとんどない。

ただ、需要が多い都心の平日夜間は、この配車アプリでもなかなか捕まらないことが多いという。業者の方も稼ぎのいい都心の移動を好み、帰りが空車になる遠乗り客の「呼び出し」は意図的に拒否するケースがあるようだ。

負け惜しみのようだが、タクシーだけが便利なわけでもない。久しぶりに乗った路線バスだったが、停留所の電光掲示板に到着時刻がリアルタイムで表示されたり、タクシー並みのスピード感もあったり。これもそう悪くない。(U)

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