【韓国紙】観相師が見た大統領候補夫人の運勢

過去最高の令夫人は金泳三氏の妻、李氏夫人は出世援ける

トップを走っていた野党国民の力大統領候補の尹錫悦(ユンソンニョル)元検事総長の失速で、韓国大統領選は混沌(こんとん)としてきた。尹氏は夫人の経歴詐称と自身の失言等で急激に支持率を落とし、トップの座を与党共に民主党の李在明(イジェミョン)前京畿道知事に譲っている。

李在明氏夫人キム・ヘギョンさん(左)と尹錫悦氏夫人キム・ゴンヒさん(韓国紙より)
李在明氏夫人キム・ヘギョンさん(左)と尹錫悦氏夫人キム・ゴンヒさん(韓国紙より)

ところが李氏も親族や自身の不行状が問題視され、今は先頭に出ているとしても、本番までそのリードが保てるかどうかは定かではない。

ここに来て、浮動層に人気のある国民の党代表の安哲秀(アンチョルス)氏が急浮上している。世論調査では野党統一候補には尹氏を抑えて安氏を推す声が多いくらいだ。
長年、韓国大統領選挙を見てきたが、今回ほど異例ずくめの選挙はない。主な候補者が国会議員でもなく、党の幹部でもない。今さらだが軍の背景があるわけでもない。国政課題は多いものの、まともな政策論争もできず、やることといったら、相手候補のスキャンダル暴きばかり。

決め手のない中、メディアは見立てを示さなければならない。窮余の策なのか、それとも大真面目なのか、月刊朝鮮(1月号)はそれぞれの候補夫人の「観相」を載せた。日本でも歴代首相に影響を及ぼしていた有名な占い師がいるというが、韓国では候補者本人の相だけでなく、夫人の相までが当落に影響するようだ。

同誌は同国で有名な観相師のシン・ギウォン師とチョ・ギュムン師、韓国易人協会の白雲山(ペクウンサン)会長に李氏夫人のキム・ヘギョンさんと尹氏夫人のキム・ゴンヒさんの「観相」を依頼している。

いずれも「令夫人相」の相ではない、という見立てだ。過去最高の相は金泳三(キムヨンサム)夫人の孫命順(ソンミョンスン)さんで「王妃の相」だったとか。そして李明博(イミョンバク)氏は夫人金潤玉(キムユノク)さんの「おかげで大統領府に行った」という。

同誌は韓国事情が分からない海外の占い師にも写真を送って観相させた。シンガポール、インド、パキスタン、中国の観相師10人だ。共通しているのは「キム・ヘギョン氏は夫の出世を援(たす)ける相」だということ。

そして「令夫人に適していない」のはもう一人の方だということだった。今のところ、夫の足を引っ張っているのはキム・ゴンヒさんであることは間違いない。選挙結果はどう出るか。
(編集委員)