【パリ安倍雅信】フランス・リヨンで極右活動家カンタン・デランク氏が集団暴行を受け死亡した事件で、来年の大統領選に出馬を表明しているルタイユー前内相は19日、急進左派政党「不服従のフランス(LFI)」関係者が事件に関与した疑いがあると明らかにした。警察はリンチ殺人の容疑で7人を逮捕し、6人を公判前拘留とした。
ルタイユー氏は、昨年解散命令を出した極左組織「ジュヌ・ギャルド」が活動を続けていたことに遺憾の意を表明。ジュヌ・ギャルドの創設者でLFI所属のラファエル・アルノー議員の辞職を求めた。
一方、LFIのメランション党首は党の関与を否定しているが、批判は強まっている。来年4月の大統領選や今春の地方選への影響も注目される。
事件は、リヨン政治学院で開かれたパレスチナ支援派の欧州議会議員リマ・ハッサン氏の講演を巡る抗議活動が発端。右派と左派の衝突が起きていた。仏国内では極右と極左の対立が深まっており、治安悪化への懸念も広がっている。
右派政党「国民連合(RN)」のバルデラ党首は20日、カンタン氏の追悼集会に党関係者が参加しないよう呼び掛け、暴力的対立と距離を置く姿勢を示した。






