【パリ安倍雅信】フランス第二の都市リヨン中心部のパリ政治学院近くで12日、極右アイデンティタリアンの学生活動家が暴行を受け、死亡する事件が発生した。ヌニュス内相は目撃証言や防犯カメラの映像から「極左が背後にいたのは明らか」と断言した。
同学院ではパレスチナ支援活動家のリマ・ハッサン欧州議会議員の講演が行われ、右派団体が学校前で抗議行動を行っていた。死亡したのはカンタン・デランク氏(23)で、ハッサン氏の集会に抗議する極右集団ネメシスの活動家の警備隊の一人だったという。
目撃証言によると、カンタン氏は複数の黒い服装の集団に暴行を受け、死因は何度も頭を蹴られたことと報じられている。ヌニュス氏によると、加害者の数人は昨年6月に解散命令が出ている極左過激集団ジュヌ・ギャルド(青年衛兵)のメンバーの可能性が高い。
ジュヌ・ギャルドを創設した極左政治家ラファエル・アルノー氏は、急進左派「不服従のフランス(LFI)」の議員で、これまでにも暴力的な極右グループとの衝突や乱闘に関わっていたことでも知られている。唯物論的マルクス主義の信奉者を自称しており、国内治安総局(DGSI)の要監視リストに載っている。過去には集団暴行事件で有罪判決も受けている。
一方、政府は今回の事件とLFIの関連を問題視しているが、LFIを率いるメランション氏は、関連を否定している。






