【パリ安倍雅信】フランス・パリのルーブル美術館は14日から、仏国民を含む欧州経済領域(EEA)加盟国の国民(居住地を問わず)と居住者(国籍を問わず)以外の入場料を10ユーロ(約1800円)引き上げ、32ユーロとした。二重価格導入は昨年11月に発表されていた。外国人来館者の40%がEEA域外から来ている。
引き上げの理由は老朽化した建物の補修と安全対策の強化にある。昨年10月には建設作業員を装った窃盗団がフランス王室の宝飾品9点(約155億円相当)を盗み出す事件が起き、盗難防止対策の不備が指摘された。巨大な建物の修復にも巨額の費用が必要となる。
美術館は、今回の引き上げで年間「1500万~2000万ユーロ」の追加収入を見込んでおり、美術館の「構造的な問題」に充てたいとしている。
今月初旬、他のフランスの文化施設でも二重価格が導入された。
昨年、840万人が入場したベルサイユ宮殿では、83%が外国人だった。二重価格の設定で、今年は年間930万ユーロの追加収入が見込まれている。






