【パリ安倍雅信】パリのルーブル美術館で発生した窃盗事件を巡り仏検察当局は29日、盗まれた宝石が見つかっていないことを明らかにした。また、すでに起訴された2人に加え、5人の容疑者が拘束された。
当局は、2人とも軽犯罪で前科がある一方、今回のような大掛かりな窃盗事件を計画・実行するような人物とは見ていない。2人とも「指示されてやった」と供述している。新たに拘束された5人の容疑者のうち1人は、「DNA鑑定により、強盗現場にいた2人のバイク運転手のうちの1人だったとしている。
一方、担当検察官は、一部で報じられている美術館職員の中に協力者がいたという指摘については、確たる証拠はないと強調、「宝石はまだ私たちの手元に届いていないが、見つかると期待している」と述べた。





