【パリ安倍雅信】与党・自民党総裁に選出された高市早苗前経済安全保障担当相について、欧州メディアは「サッチャー信奉者」「強硬派」などの見方を示した。
仏日刊紙ルモンドは、「急進的な国家主義者」「国防と安全保障に重点を置く強硬派」とし、7月の参院選で主要争点の一つとなった移民問題と外国人観光客問題にも強硬な姿勢を示していると伝えた。
英メディアは、故サッチャー元首相を尊敬し、日本版「鉄の女」を目指していると指摘。英フィナンシャル・タイムズは「靖国参拝のような繊細な問題への配慮をしなければ、外交は悪化する可能性がある」との厳しい見方を示した。
ドイツのシュピーゲル誌は「サッチャーを敬愛する東京の鉄の女」と紹介、「政財界に女性指導者がほとんどいない国で、非常に大きな勝利を収めた」と報じた。
イタリアのドマーニ紙も、同国初の女性首相で右派のメローニ首相との類似点を強調し、「日出(い)ずる国のメローニ」と命名、外国人問題や家族観で保守的な姿勢が見られると伝えた。





