トップ国際欧州新首相にルコルニュ国防相―仏  予算協議をすでに開始

新首相にルコルニュ国防相―仏  予算協議をすでに開始

【パリ安倍雅信】フランスのマクロン大統領は9日、セバスチャン・ルコルニュ国防相(39)を、新首相に任命した。巨額の財政赤字を圧縮する、緊縮財政の予算編成が議会で受け入れられなかったバイル内閣の総辞職を受けての任命。予算採択に向け、すでに議会の各政治勢力と協議を開始したと伝えられている。

ルコルニュ氏は中道右派出身。2017年以降、マクロン氏を支持し、同氏の中道政党である、ルネッサンス党に所属。2024年に不信任で解任された右派出身のバルニエ元首相(共和党)、今月、解任された中道のバイル前首相(民主運動)を引き継ぐ。

予算成立には国民議会で過半数の支持が必要だ。仏政界では中道右派と中道左派の橋渡し役が必要視されているが、バイル氏は適任とみられたものの、国会で厳しい批判を浴びた。

新首相には中道左派、社会党の支持取り付けが不可欠だが、任命が決まった現時点で同党は、ルコルニュ氏は「社会の怒り、また国の制度的閉塞を招くリスクがある」と表明。新政府は「公費の支出削減を優先、福祉より労働を重視、安全保障を確保し、移民と闘う予算」の可決を目指すとみられるとし、警戒を隠さない。過半数を持つ政党がない現議会の先行きは不透明だ。

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