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15歳以下のSNS使用禁止検討 仏大統領  生徒による教員刺殺事件受け

【パリ安倍雅信】フランス・パリ東部郊外のノジャンの中学校で10日、校門前で持ち物検査をしていた教員補助職員が14歳の生徒に刺殺される事件が起きた。事件を受け、マクロン大統領は、殺人事件は生徒が使用するSNSが原因だと指摘し、15歳以下を対象にSNSの使用を禁じる法整備の検討に入ったことを表明した。

フランスでは、学校内での暴力事件やいじめが収まらず、4月にも西部ナントで男子生徒が刃物で女子生徒を襲い、1人が死亡、数人が負傷する事件が起きている。フランスでは多発するいじめを防止するため、2023年9月にネットでのいじめを含め、いじめに関与した生徒の強制転校などを法制化した。

SNSを通じてクラスメートを自殺に追い込む例が後を絶たず、マクロン氏はSNS使用禁止の法制化の検討に入った。マクロン氏は、青少年のSNS禁止はアダルトサイトに対する青少年のアクセス禁止措置と類似した方式で施行されるとも述べた。

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