トップ国際欧州トランプ氏「50%関税」発言でEU衝撃

トランプ氏「50%関税」発言でEU衝撃

【パリ安倍雅信】米トランプ関税に強硬姿勢で臨む欧州連合(EU)に業を煮やしたトランプ米大統領の24日の「50%関税を課す」発言に、EU内で波紋が広がっている。世界で最も早く米国と貿易協定で合意した英国とは対照的だ。交渉を主導するフォンデアライエン欧州委員長にとって、対米交渉の変更を迫られる事態に陥っている。

EUは米国の最大の貿易相手国の一つ。フランスのサンマルタン貿易相は「緊張緩和という方針は変わらないが、対応する準備はできている」と述べた。ドイツのライヘ経済相は、EUは米国との解決策に到達するために「あらゆる努力をしなければならない」と述べた。

トランプ氏は4月初旬、米国へ輸出されるEU製品のほとんどに20%の税金を課すと表明したが、その直後、米国はEUからの鉄鋼・アルミニウム輸入に対する25%の関税を維持した一方、米国の貿易相手国に対する10%の基本税は維持しつつ、さらなる交渉を行うため7月8日までの3カ月間、関税引き上げを一時停止した。

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »