トップ国際欧州メルツ独新首相が訪仏、マクロン氏と会談

メルツ独新首相が訪仏、マクロン氏と会談

【パリ安倍雅信】ドイツで6日に首相に選出された第1党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のメルツ新首相(69)は7日、初の外遊でフランスを訪問し、マクロン大統領と会談した。ドイツがフランスと連携し、EUのけん引役としてEU重視の姿勢を示した。トランプ米大統領がEUへの批判的姿勢を見せ、EU独自の主権、自主防衛のための再軍備が求められる中での船出となった。

メルツ氏は会談後の共同記者会見で「欧州は大きな課題に直面している。協力して安全保障を強化し、産業競争力を高めなければならない」と述べた。

EUは再軍備に軸足を移したが、ドイツの経済状況は「緩慢な衰退」と指摘され、特に自動車産業などドイツの産業の心臓部がトランプ関税で厳しい状況にある。欧州最大の経済大国の地位も脅かされており、米国との関係は、メルケル政権で冷え込んで以来、決して回復したとは言えない。エネルギー調達では、原発ゼロを急いだ結果、現在は不足分の電力をフランスから購入している。

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