【パリ安倍雅信】フランスの南部ガール県で25日、イスラム教徒の男性が殺害される事件が起こった。仏内務省の発表によると、こうした反イスラム教徒の事件が、今年1月に26件、2月に17件、3月に36件、発生したことが明らかになった。また反ユダヤ教280件、反キリスト教169件も記録された。反イスラム事件は、前年同期比で72%増加している。
内務省は「差別・反イスラム行為反対協会(ADDAM)」、また警察との協力が強化された結果、「反イスラム行為を特定する力が向上し、被害者も苦情を申し立てるようになった影響」を指摘した。
2024年に内務省は人種差別、外国人嫌悪、また反宗教的な性質の犯罪および違法行為を年間で計9千350件特定した。