在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の9日付の声明によると、スウェーデンの首都ストックホルム在住のウイグル人が、同国のウイグル人同胞に対するスパイ容疑で逮捕されたことが分かった。
逮捕されたのは、2004年から同会議の中国語広報担当を務めるディルシャット・レジット容疑者。同会議はレジット容疑者をその役職から解任することを決定した。
近年、海外では中国スパイのネットワークが拡大している。同会議は内部の防諜対策を講じてきたというが、それでもスパイ行為を許す結果となった。声明では、ウイグル人の海外コミュニティーと受け入れ国の諜報機関との効果的な協力関係を確保するよう求めるとしている。