
【パリ安倍雅信】ドイツ連邦議会選挙の投票日を10日後に控えたミュンヘンで13日、車が群衆に突っ込み、少なくとも30人が負傷した。警察当局によると、運転していたのは24歳のアフガニスタン人亡命希望者で、地元メディアではファルハド・Nとされている。容疑者は現場で逮捕された。
ショルツ独首相は、運転手は「処罰され、国外退去させられるべきだ」と述べた。
事件はミュンヘン安全保障会議の前夜に発生した。会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領や米国のバンス副大統領ら世界の指導者が参加する予定。警察によれば、容疑者の車は13日夜、ミュンヘン中央駅からほど近いダッハウアー通りで行われた集会で警察車両に接近し、その後スピードを上げて群衆に突っ込んだ。警察は車両に発砲した後、男を拘束した。