【パリ安倍雅信】先週大規模な洪水被害に見舞われたフランス西部と北部は、仏気象庁(メテオ・フランス)によると今週も日常生活に重大な影響を及ぼすオレンジ洪水警報を発令したままだ。先週から続く豪雨で床上浸水などの洪水被害が出ている町では停電もあり、住民の避難が続いている。
仏西部ブルターニュ地域圏イレビレンヌ、モルビアン県、ペイドラロワーク圏ロワールアトランティック県などでは、洪水警報は2週目に入った。人口9000人弱のイレビレンヌ県ルドンはウスト川とビレーヌ川の合流地点に位置するため、川の氾濫で多くの家屋が床上浸水しており、住民の多くが避難を強いられている。
ブルターニュ地域圏の首府レンヌ市も周辺都市のサングリゴワを含め、浸水箇所が多く、至る所で道路が通行止めになり、寸断されている。