【パリ安倍雅信】27日に日本で実施された衆議院選挙での自民党大敗を受け、フランスの複数のメディアは「まさに顔面に平手打ち」(仏日刊紙ル・クロワ)と報じた。
また、「さらに悪いことは、連立を組む公明党の議席減で、議会の定数465のうち過半数の233議席に達しない「痛ましい失敗」と伝えた。
一方、英日刊紙、ガーディアンは、「世界第4位の経済大国の有権者は、物価上昇や、岸田文雄前首相の失脚につながった政党の裏金スキャンダルの余波に憤慨している」と伝えた。
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【ヘルシンキ吉住哲男】フィンランド国営放送局(YLE)は、選挙結果は裏金スキャンダルに対する国民の怒りを反映したものだと報じる一方、ほとんど揺るぎないものであった自民党による日本の政治制度を揺るがす今回の選挙結果だと報じた。