【パリ安倍雅信】フランスのマクロン大統領は5日、仏公共ラジオ局アンテルのインタビューで「今日の優先事項は、政治的解決に立ち戻り、(パレスチナ自治区)ガザでの戦闘を実行するための武器供与を中止することだと思う」と述べた。これに対して、イスラエルのネタニヤフ首相は同日、「イスラエルがイラン主導の野蛮勢力と戦う中、すべての文明国はイスラエルとともに断固として立つべきだ」「恥を知れ」と強く叱責した。
マクロン氏は、1日に収録されたインタビューでネタニヤフ氏がレバノンで地上作戦に踏み切ったことについても批判した。マクロン氏によれば、フランスは現在、イスラエルへの武器供与を行っていないが、国連安保理常任理事国としての影響力は無視できない。
ポリティコ欧州版によれば、英国はイスラエルへの武器売却を一部停止し、米国は武器の輸送を1件停止した。地域紛争のリスクが高まる中、マクロン氏は「エスカレーションを避ける」ことが最優先だと述べた。