【パリ安倍雅信】7月7日の前倒し国民議会(下院)選挙以降、過半数を占める政党が存在せず、政治運営がまひ状態のフランスで、第3勢力の右派・国民連合(RN)のディアズ副党首が20日、来年に再度、解散総選挙を実施することを提案した。複数の仏メディアが報じた。
下院選挙では、左派連合の新人民戦線(NFP)は193議席、与党連合は166議席、RNは126議席を獲得。僅差のため、首相選出が困難な状態に陥っている。NFPの急進左派指導者、メランション氏が擁立したリュシー・カステ氏(パリ市長顧問)は、マクロン大統領が拒否している。メランション氏は、政治運営のまひ状態につながった解散総選挙を実行したマクロン氏の弾劾を求めており、RNのルペン氏も同様に辞任を求めている。
マクロン氏は、首相任命、政権樹立を目指して他党幹部と協議中で、8月26日にRNのバルデラ党首、ルペン下院議員ら指導者と会談する。そこには中道右派・共和党のシオッティ元党首も参加する。
マクロン氏はNFPが最多の議席を確保した党とは認めていない。RNは組閣から排除したいところだが、発言力は強く難しい。
マクロン氏から政治空白期間の内政を任されたアタル暫定首相は20日、来年度予算の骨子をまとめて発表した。予算編成は次期政権に委ねられるが、先手を打って影響力を行使した形だ。






