【パリ安倍雅信】フランス国家金融検察局(PNF)は7日、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)のフランスの拠点を公序良俗に反した疑いで家宅捜索に入ったことを明らかにした。
ファーウェイは現在、中国国外初となる仏北東部アルザスにモバイル通信ネットワーク、特に5G機器を生産する工場を建設中で2025年に稼働予定だ。同社は、フランスのネットワークを「スパイ行為、ハッキング、妨害行為のリスク」から守ることを目的とした19年の通称「反ファーウェイ」法による強力な制限にもかかわらず、フランスの通信インフラ市場で20%の5Gシェアを獲得していると主張している。