トップ国際欧州農民らが抗議活動 フランス、安価な輸入食品に反発

農民らが抗議活動 フランス、安価な輸入食品に反発

【パリ安倍雅信】フランス農業関係者による抗議活動は1週間を超えた。30日には同国最大規模のパリ南郊のランジス卸売市場の封鎖を試みる。全国からトラクターで集まった農民は主要幹線道路の封鎖のため移動を続けている。収入の減少、国外からの輸入食品との競争激化などへの農民の怒りはとどまる気配がない。政府は農家への支援策を打ち出すことを約束したが、抗議行動が収まる気配はない。

ダルマナン内相は、パリなど大都市へのトラクターの進入、道路封鎖を阻止するために1万5000人の警察官と装甲車などを動員したものの、大きな効果は挙がっていないようだ。抗議活動は、ベルギーとルクセンブルクを結ぶ高速道路だけでなく、ドイツ国境を越えて広がり、トラクターが独ハンブルクの港湾地域に通じるルートを遮断している。

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