トップ国際欧州匿名の爆弾予告相次ぐ フランス アラブ系移民による犯行か 

匿名の爆弾予告相次ぐ フランス アラブ系移民による犯行か 

【パリ安倍雅信】フランスでは先週、パリのドゴール空港、エッフェル塔、ベルサイユ宮殿などを標的とした匿名の爆弾予告が当局に寄せられ、18人が逮捕された。

空港は全国14カ所で脅迫電話がかかり、そのたびに安全確認が終了するまで定期便は欠航し、利用者は空港外に退避させられた。ダルマナン内相は、イスラエル・パレスチナ戦争の影響を認め、現在開催中のラグビーのワールドカップ(W杯)や来年夏のパリ五輪に向けて最大の治安上の懸念だと述べた。

仏政府は北部アラスの高校で今月13日、チェチェン出身の20歳の男が同校の57歳教師を刺殺した事件を受け、テロ警戒レベルを最高位に上げた。相次ぐ爆弾予告はイスラエル政府がガザ地区を完全封鎖し、空爆を繰り返していることに反発する在仏アラブ系移民によるものとみられており、すでに当局は22件の捜査を開始し、犯人の大半は未成年で、予告はでっち上げだった。

22日には、パリのレピュブリック広場でパレスチナを支援する1万5000人を超える規模の集会が行われた。

内務省によると、テロや過激化で有罪判決を受け刑務所を出所する受刑者は今年75人で、シリアやイラクから国外退去を求められた過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員の帰国者を含め、仏国土治安総局(DGSI)に要監視人物として登録されたSファイルの危険人物は5273人に上る。

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