【パリ安倍雅信】ベルギーのブリュッセルで16日午後7時すぎ、サッカーのベルギー対スウェーデンの試合中、武装した人物によってスウェーデン国籍の2人が殺害される事件が起きた。現地メディアによると容疑者の男は犯行後に逃走したが17日、当局に射殺された。
ベルギーのアレクサンダー・デ・クルー首相は「卑劣な攻撃」と非難する声明を出し、「テロとの戦い」における団結を呼び掛けた。
襲撃現場は同市北部サンクトレット広場付近で、容疑者の男が3人に向かって自動小銃で発砲。現地メディアによると男は45歳のチュニジア出身で、過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーを名乗っていた。検察当局は男を聖戦主義に染まった危険人物として把握していたとしている。