トップ国際欧州G7でのマクロン氏に皮肉 フランス紙 服装やマナーの悪さなどで

G7でのマクロン氏に皮肉 フランス紙 服装やマナーの悪さなどで

【パリ安倍雅信】仏日刊紙リベラシオンは21日付で、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に出席したフランスのマクロン大統領について、服装やマナーの悪さなど皮肉を交えながら報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領の訪日で航空機を手配したマクロン氏は「名誉なこと」と自慢したが、仏国内では評価が分かれている。

リベラシオン紙はG7首脳の記念撮影でのマクロン氏について、「左手をポケットに突っ込み、撮影者が写真撮影のために右手を振るように求めても聞いていない唯一の人物だった」と指摘。さらに「フランスの国家元首は黒いスーツ、白いシャツ、黒いネクタイ(ちなみにエレガントとの認識)の組み合わせが大好き」で今回も着用したが、「原爆の犠牲者への追悼の意ではないだろう」と皮肉った。

円卓の会合では、首脳の中で唯一、着席した席の足元にマクロン氏のバッグが置かれていた。重要会合の席で首脳自らがバッグを持参することがまれなため、撮影時に「排除することも日本側は気が引けた」と強調。日本のレストランなら私物のバッグなどを入れる籠が各席に準備されるが、さすがにサミットでは準備が無かったとし、マクロン氏は空気を読まず、学ばないと書いた。

仏日刊紙ル・フィガロは21日付で、首脳声明の中国をめぐる文言で、中国を追い込み過ぎるリスクを回避するため、経済は切り離すべきだとの認識を持つマクロン氏が抑えた表現にしようとしたが、日本側が「フランスの立場を理解しなかった」と不満だったことを報じた。

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »