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フランス 生徒が高校の女性教師刺殺

【パリ安倍雅信】仏南西部サン=ジャン=ド=リュズ(ピレネー=アトランティック県)にあるサン=トマ=ダカン・カトリック高校のスペイン語の女性教師、アニエス・ラサールさん(53)が2月22日、授業中に刃物で生徒に刺されて死亡する事件が発生した。バイヨンヌ検察庁が明らかにした。大学進学率も高く評価された学校だっただけに仏全土に衝撃が走った。

捜査当局によると、同校の16歳の生徒が朝のスペイン語の授業中、まず、教室のドアをロックし、教師に向かって接近し、迷うことなく刃渡り18センチの包丁で胸部を刺した。その後、教室を出て隣の教室に入ったところで教師らに取り押さえられ、駆け付けた警察官に引き渡されたという。刺された教師は駆け付けた警官らが蘇生措置を試みたが死亡した。

事件の起きた学校は、レベルの高い安定した私立高校でスペイン語の教師も評価されていた。フランスでは、2020年10月にパリ郊外の中学校で、歴史教師がイスラム教預言者ムハンマドの風刺画を授業中に生徒に見せたことから、殺害される事件が発生している。

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