トップ国際欧州仏画家スーラージュ氏の追悼式、ルーブル美術館で開催へ

仏画家スーラージュ氏の追悼式、ルーブル美術館で開催へ

ピエール・スーラ―ジュさん=2019年12月、パリ(AFP時事)

【パリ安倍雅信】フランスの世界的に著名な現代画家、ピエール・スーラージュ氏が亡くなり、11月2日にパリのルーブル美術館中庭でマクロン大統領出席の下、追悼式が行われる。2019年暮れに100歳を記念し、同美術館で大回顧展が開催された。同美術館が生前に大回顧展を開催したのはピカソとシャガールだけで、追悼式を行うことも稀(まれ)だ。

黒だけで描かれた抽象画で世界的に有名になったスーラージュ氏は、1963年に画家のジョルジュ・ブラック、65年に建築家のル・コルビュジエ、76年に文化大臣で文豪だったアンドレ・マルローと出会い、具象画のルノアールやマティス以来のフランスを代表する画家として世界的評価を受けた。

スーラージュ氏は10月26日未明に亡くなった。パリ・ポンピドゥーセンターのディレクター、ローラン・ル・ボン氏は「天才としての人生を記録した巨人」と称賛した。マクロン大統領は「黒を超えて、彼の作品は私たち一人一人がそこから希望を引き出す鮮やかな比喩があった」とツイートした。

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