トップ国際欧州熱波、山火事、雷雨 異常気象続く欧州

熱波、山火事、雷雨 異常気象続く欧州

【パリ安倍雅信】熱波が続いたフランスでは今週に入り、南部の大半が嵐に見舞われる可能性があり、すでに雷雨や雹(ひょう)が降っている。16日夕、首都パリで1時間に10~40㍉の雨が降り、複数の地下鉄駅構内に水が流れ込んで駅は閉鎖された。

仏気象庁は16日、南部のオード県、アベロン県、ブシュ・デュ・ローヌ県、ガール県など8県に上から2番目の大雨警報を発した。マルセイユのビーチなどにいたバカンス客が避難し、洪水や強風、雹によって家の屋根や車に被害が出ている。

一方、スペインでは東部カタローニャ地方で12日夕方に発生した嵐で、バルセロナのビーチにいた観光客がパニックに陥った。さらに、いったん鎮火していた山火事が欧州南部で再び燃え広がり、スペインの首都マドリードにも迫り、同国東部バレンシア地方では、落雷によって山火事が発生し、14日から2000人が非難した。

6日に発生して14日にほぼ鎮火していたポルトガル中部の山火事は15日に再び燃え上がり、複数の村で避難を余儀なくされた。7月に最も山火事の火が勢いが大きかった仏ジロンド県では日中は最大風速毎時35㌔㍍の突風が吹き荒れ、山火事が燃え広がり、24時間以内に18戸の家屋が焼失した。仏消防局は地面の下で火がくすぶっており、いつ発火するか分からないと警告している。

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