トップ国際欧州・ロシア容易でない欧州の露産石油完全禁輸  ハンガリーとスロバキアが抵抗

容易でない欧州の露産石油完全禁輸  ハンガリーとスロバキアが抵抗

【パリ安倍雅信】ウクライナ攻撃を止めないロシアにいら立つトランプ米政権は、ロシア産石油の完全輸入禁止を欧州に求めた。ベセント米財務長官が7日、明らかにした。8月15日のアラスカでの米露首脳会談後、ロシアがウクライナ攻撃を激化させていることへの対抗策。だが現実は、ロシアへのエネルギー依存を断とうとする取り組みは、欧州にとって容易でない。

欧州委員会は今年5月、2028年初頭までにロシア産天然ガスの輸入を完全に停止する計画を発表した。まず2025年末にロシア企業との新規および既存の短期(スポット)契約を禁止し、その2年後に全面的に停止する、という2段階計画である。

欧州委員会は、欧州がロシア産原油を購入することで、ロシアのウクライナ侵攻の資金源になっていると自覚する。

しかし、EU加盟国のうちハンガリーとスロバキアは日量約20万から25万バレルのロシア産石油を輸入しており、これを減らすようにとの欧州委員会の要請に応じていない。

欧州委員会のヨルゲンセン委員(エネルギー・住宅担当)は5日、「両国抜きでも、ロシア産原油の完全脱却ができる」との考えを示した。一方、ハンガリー政府は「対露制裁は完全に失敗している。エネルギー源を強制的、人為的、またイデオロギー的に排除するのは過ちだ」と批判している。

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