仏経済相 EU離脱を警告 下院選での右派躍進受け

【パリ安倍雅信】6月30日のフランス国民議会(下院、定数577)の総選挙で右派・国民連合(RN)が躍進したことを受けて、RNの阻止に向け連日、大物議員から発言が相次いでいる。

中でも2017年からマクロン政権で経済・財務相を務めるルメール氏の影響力が大きく、フランスの欧州連合(EU)離脱「フレグジット」への警戒を呼び掛けている。

ルメール氏は保守系フィガロ紙上で、7日の第2回投票ではRNや、第1回投票で2番手につけた左派・新人民戦線(NFP)に票を投じないよう求め、支持すればフレグジットにつながると警告した。

有権者は今、マクロン中道政権が機能しないのを見て、右か左の極端な政党に期待を寄せている。だがそうした政党は、欧州への拠出金を再交渉したり、ユーロ圏の予算規則を無視したりしながら、フランスを欧州から切り離す偽装工作を行っている、というのがルメール氏の主張だ。

同氏はマクロン氏が決断した解散総選挙を「フランスを衰退させる」と批判していた。

現在、多くの選挙区でRN候補者がトップに立って第2回投票に臨もうとしている。そのためRN候補者に対抗するため、各選挙区では対立候補の一本化を進めており、結果として候補者の政治信条は軽視されている。

ただ、RNは、過去にEU懐疑派として離脱を口にしていたものの、現在は「EUに発言権を持つフランス」を目指すとしている。

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