議員3人が賭博疑惑 保守党劣勢に追い打ち 英総選挙

【パリ安倍雅信】総選挙を7月4日に控えた英国で、世論調査で劣勢が伝えられる与党・保守党内で、禁止されている議会選挙に関する賭博疑惑で3人の保守党議員が捜査を受けていることが19日、明らかになった。

すでに世論調査でリシ・スナク英首相率いる保守党は、キア・スターマー氏率いる野党・労働党(中道左派)に20ポイント差でリードされているが、党議員の賭博疑惑がさらに追い打ちをかけた形だ。

英国の賭博の規制を担当する委員会では、特定の人々がスナク首相に近いことを利用して、首相が総選挙を実施する日にちを巡って賭けをした疑いがもたれている。英国では政治賭博は合法だが、内部情報を知る者の賭博は犯罪とされている。

スナク首相は21日、「ひどく怒っている」「罪が確定すれば党から除名する」と断言した。英メディアは、2022年にジョンソン英首相が辞任に追い込まれたコロナ禍の厳しい外出制限の中でジョンソン氏を含む閣僚やスタッフが首相府で飲酒パーティーをしたスキャンダルに相当すると指摘した。

労働党と自由民主党(中道派)は、不正賭博の程度を明らかにするための調査と、容疑のある候補者の資格停止を求めている。労働党が下院650議席の過半数を獲得することで世論調査は一致しており、14年間の保守党政権はドラマチックな敗北で政権交代することが濃厚とみられる。

spot_img
Google Translate »