【パリ安倍雅信】北大西洋条約機構(NATO)は19日、ウクライナに対して防空システムを供与することを確認した。
ストルテンベルグ事務総長はゼレンスキー氏が参加した国防相オンライン会議後、記者団に「ウクライナが利用できるシステムを提供する計画を立てている」と語り、防空装備の供与に取り組む意向を明らかにした。
ウクライナ軍は少なくとも7基の地上配備型ミサイル「パトリオット」の供与を求めている。
ドイツはパトリオット12基を保有していたが、ウクライナに3基を供給している。ウクライナへの供与で自国防衛が手薄になることを恐れる同盟国は多く、ストルテンベルグ氏は「ウクライナへの支援は慈善活動ではない。われわれ自身の安全への投資だ」と提供を呼び掛けた。